学習塾キャリコ

自学ノートつくろう!(数学編)

勉強と切っても切り離せないアイテム、それがノート。

学校や塾の授業であったり、問題集を解く際に使うものであったり、勉強をやっていると一つの教科でも複数冊必要だったりますよね。

そして成績を上げるために必要なノートとして【自学ノート】があります。

授業でノートを取るだけで成績が上がるならいいのですが、ほぼほぼの場合そんなことはありませんので、復習や予習をするために必要となるでしょう。

しかし、

「自学って言っても、どうやってやれば良いのかわからない!」

「(自分的には)ちゃんと自学してるのに成績が上がらない!」

なんてお悩みの子も多いはず。

事実、塾でもそういった質問を受けます。

今回はキャリコ流の自学ノートの作り方をお話しようと思います。

ぶっちゃけどこも一緒だろうけども。どうも、学習塾キャリコの釘山です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

自学にはそれぞれの教科で多少の工夫が必要となります。

今回は数学のノートについてお話していきましょう。

といっても、どの教科でもベースのやることは一緒です。

・暗記しなくちゃいけないところは暗記する

・練習が必要なところは反復して、できるようになるまで練習する

・できることはやらない、できないところを練習する

これが基本です。

暗記に関してよく子どもたちから聞かれるのは、

「英単語とか漢字とか、何回書けば覚えられますか?」

「ノートの端まで書けばいいですか?」

的なこと。

僕も学生の頃、学校の先生から

「漢字は必ず5回は書きなさい」

「ノートの下に行くまで書きなさい」

とかって指導されましたが、ぶっちゃけこれだとちょっと弱いです。

なので僕が子どもたちに言うのは、

「何回とかじゃなく、覚えるまで書け」

と伝えます。

5回書いたから覚えているだろうとか、ノートの端まで書いたから大丈夫とか関係ないです。

しかも、1回練習すれば覚えられるようなものですらノートの端まで10回練習したところでムダでしかありません。

1回でも20回でも良いのです。

覚えるまで書きましょう。

そしてこれは、覚えたかの確認のために後日自分でテストしましょう。

覚えたつもりじゃ意味ないですからね。

そして問題を解けるようにならなければ、勉強した時間に価値は発生しません。

頭の中で解き方がスラスラ出てくるまで、問題を見た瞬間解き方が見えるまで練習しましょう。

ただ、すでに解けるものを練習する必要はありません。

今解けるものは、これから先 必ず解けます。

時間のムダになりますし、やってるのに成績が伸びないと感じる原因になるので、そういった問題は避けましょう。

それを踏まえて、数学の自学ノートはどう作るか。

例えば中3生の平方完成でやってみます。

「『平方完成』ってのを今日習ったけど、イマイチわかってないかも。自学でおさらいしとこ」

そんなシチュエーションです。

まずノートを3分割してください。

わかりやすいようにオレンジの線にしていますが、別に黒でも折り目でもいいです。

書く領域を分ける作業をしましょう。

上記のように、

のエリアに分けます。

そして今おさらいしたい内容を、テキストを見ながらでもいいので書いていきます。

書いてその単元の重要なところを頭に入れていきましょう。

もちろん、これを書いただけで解けるようになりません。

きちんと練習しましょう。

正解した際には、横の赤エリアは空白になっていきます。

「空白だなんてもったいない!」

と、思われるかもしれませんが、理由は後ほど。

さぁ、じゃんじゃん解きましょう。

おっと、間違えてしまいましたね。

そんなときは赤のエリアに、

・なぜ間違ったか

・もう一度解き直しする

などを書き込んでいきましょう。

こんな感じで数学の自学ノートは作っていけばいいでしょう。

んで、上記の「空白もったいない」というところですが、そもそもノートは一度書いて終わりではなく、

【見直した際に自分の弱点が詰まっている最強アイテム】

として作るのがベターです。

ただ一度書くだけなら、チラシの裏でもかまいません。

何のためにノートに書くのか、価値を出すにはどう使うべきか、というのを意識しておきましょう。

なので、ノートをぱっと見た際に空白のところは自分で解ける箇所になりますので、見直す必要はありません。

逆に赤エリアに書き込んだところは常に意識しアウトプットできるようにあれば、もうそこで間違うこともありません。

こうして弱点を可視化し、潰し、成長していくんですね。

自学のノートをうまく作るには、最初のうちはものすごく時間がかかります。

「そんな時間かかるならやりたくない、、、」

なんて考えてしまうかもしれませんが、毎日やっていけばスムーズに作れるようになっていきますし、これをすることで面白いくらい成績が上がっていきます。

現にこのやり方で自学をさせている子の中には、40点台を常に取れるようになった子も。

その子たちも、

「最初は1ページ作るのに1時間半くらいかかりました、、、」

と、お疲れモードでしたが、数ヶ月続けると30分もあれば1ページ作れるようになりました。

そうしてメキメキ成績を伸ばしていってくれてます♪

解ける問題だけやってたり、教科書を見るだけだったり、そんなやり方では成績は伸びていきません。

しっかり手を動かし、目を動かし、頭を動かし、インプットとアウトプットを繰り返しながら成績を上げていきましょう!

今後もどうぞよろしくお願いいたします♪

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