学習塾キャリコ

病気になったら病院に行くでしょ?

先日の模擬テストの結果が届き、子どもたちに返却していたときです。

すでに数回受けたことのある中2たちは前回と比較してどう変化したかとか、志望校までの判定が上がったとか、いろんなことで一喜一憂しておりました。

逆に中1生たちは初めてテストを受けた子たちも多く、まだまだ模擬テストというものの【価値】に気づいておらずポカーンとした様子。

そりゃそうですよね。

誰かが教えなくちゃ、そんなん分かりません。

ちなみに以前のブログで模試の見方・活用の仕方を書いておりますので、お時間があれば目を通していただければと思います。

【模擬テストの結果表って、どう見ればいいの?】

ということで、中2生たちには再確認の意味を込めて、中1生たちにはこれから模擬テストを受けるにあたってどう考えながら臨むべきかの話をしました。

こういった雑談が発生するのもキャリコらしさといいますか、むしろそういった部分を取り入れたくてキャリコを始めたと言ってもいいくらい。

とはいえ、すでに話を聞いたことある子たちからすれば、

「そういや前もそんな話聞いたなぁ」

「はいはい、つまり〇〇しろってことでしょ?知ってるよ」

なんてなってもいけないので、ちょくちょくアドリブを入れつつ、話したいことをアレンジしていきます。

最終的には同じ内容につながってはいくのですが、子どもによっては前回の話より今回の話のほうが飲み込みやすかったりする場合もありますよね。

今回はそんなアドリブから発生したお話をしたいとおもいます。

べ、べつにブログのネタが無いとかそんなんじゃないんだからねっ!

ツンデレはノーセンキュー。どうも、学習塾キャリコの釘山です!

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で、どんな流れだったかと言うと、

「何のために勉強するのか」

「今の自分の結果を見て、どう考えどう行動すべきか」

そんなくだりのお話です。

子どもたちに限らず、人間ってのは目的や目標などの達成したいことがないとなかなか行動しません。

とくに結果が約束されていないものに関しては、したがらないことが多いでしょう。

勉強然り、ダイエット然り。

結局成績を上げていくのって、本人の意志に頼るしかないってのが実情です。

同じ空間で同じ指導を受けていても、成績に差が出るのはそれが理由ですね。

必ず課題の提出を守り、小テストも毎回合格し、言われたとおり家庭学習の時間も取り、かつ正しいやり方で勉強をする子。

片や、課題の提出は守らない、答えを写して提出する、小テストの勉強すらやってこない、家庭学習もしない子。

結果がどうなるのかは一目瞭然ですね。

だからこそ、本人の【意志】を揺らがせてその気にさせるために雑談を挟んでいるのです。

で、長くなりましたがどんな話だったかと言うと、

僕「キミらが風邪とかで熱が39℃とか出たらさ、なにする?どこに行く?」

子「病院行きます」

僕「だよね。で、お医者さんからもらう薬あるじゃん。これどうする?飲む?飲まない?」

子「飲みます!てか飲まない人いないでしょ(笑)」

僕「な。普通そうよな。なんで?」

子「えー、、、だって早く治したいし」

子「キツイのやだし」

僕「それが普通よな」

僕「話変わるけど、君らはなんで塾来てんの?」

子「成績上げるため」

子「勉強がわからなくならないようにするため」

子「将来に必要だから」

子「(いい会社に就職して)お金持ちになるため」

僕「ま、人それぞれよね。じゃあさ、僕もそうだし学校の先生もそうだけど、先生の言うこと100で聞いてる人いる?」

子「いやー、、、まぁ(笑)」

僕「お医者さんの言うことは100で聞くのに、先生の言うことは100で聞かないわけやん?」

僕「それで成績上げようって、できるとおもう?」

子「、、、無理です」

僕「だよね。病院に行って話だけ聞いて、でも薬は飲まないみたいなもんだからね」

子「治らないっすね」

僕「そうね。こういう言い方キモいけど、先生の言うことはお医者さんの言う事と同じだと思って聞いてほしいわけよ」

僕「そうすればキミらの成績にも必ず良い変化は起こるし、逆に聞かなければ何も変化は起きん。むしろ落ちる、間違いなく」

僕「サボってるキミらの周りに必ず頑張ってるやつがいる。こいつらが上がってくることでキミらの成績を下げてくる」

僕「別に勉強するかどうかはキミらの好きにしていいけど、成績を上げたいって本気で思うなら今日から行動を変えて」

そんなお話でした。

さすがに命を預かるお医者さんと塾の先生・学校の先生を同列に扱うのはアレですが、本音のところで言えば、やはりそう感じてしまうことがあります。

僕自身、志望校をあきらめる子・受からなかった子を見るのってめっちゃツライんですよ。

これはもちろん本人たちもそうでしょう。

毎年中3たちが、

「中1からちゃんと勉強しとけばよかった」

と言うのには必ず後悔が含まれています。

行きたかった高校をあきらめなくちゃいけなくなった後悔、行きたい高校に合格できなかった後悔。

もう聞きたくないし聞く気もありません。

中1・2年たちの受験時には今の受験システムではなく、新しいシステムでの受験になります。

「学力足りないけど前期でワンチャン、、、」

ができなくなると思っていいでしょう。

薄いワンチャンに賭けるより、確実に受かる力。

これからは学力が今以上に必要になります。

塾生全員が理想の目標・志望校に到達できるよう、意識を変えながら日々勉強に打ち込んでもらおうと思います!

今後もどうぞよろしくお願いいたします!

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