4月に入ってから、掛け軸を新しくしました。

「できないじゃねぇ、やれ」の第2弾です。
今回も生徒さんに書いてきてもらったやつでございます♪
いつもありがとうね♪
じつは以前作ったものは失敗していました。
今回はそんな失敗を踏まえて、成功に限りなく近づけていこうと思います!
まずは前回の失敗点。
①裏打ちをしなかった
②シワ伸ばしをしなかった
③仮巻軸のサイズがテキトーだった
この3つがあげられます。
作った当時は何も知らなかったので、フィーリングだけで作っていました。
ちなみに初代がこちら。

写真で見ると違和感がありませんが、実物を見ると色が透けていたりシワが多かったりで、ちょっとチープな感じはありました。
また掛け軸の幅が大きく、なんか野暮ったく見えます。
せっかくきれいに書いてきてもらったのに、これじゃもったいない。
ということできちんと調べて再作成することに!
まずは必要な道具たち。

裏打ち紙、アイロン、仮巻軸、新聞紙、霧吹き。
まずは書いてもらったやつのシワ伸ばしから。

このシワを伸ばしていきます。

まずは霧吹きでしっかり湿らせてアイロンを掛けていきます。
シワが伸ばせたら、裏打ち紙をのせてアイロンで接着していきます。

裏打ちが終わったのがこちら。

透け感がなくなりました!
んで、必要なところだけ切り抜いて、、、

掛け軸の幅が太く感じますので切ります。

うんうん、こんくらいが良いと思う。
お次は長さの調節です。
下の方を切り落として長さを変えるのですが、、、

この端っこが赤いやつが最初からついていたほうなのですが、これがめっちゃチープに見えます。
なんか小さい子のおもちゃみたい。
ということで以前使っていた茶色の方を分解して使うことに。

こっちのが雰囲気いいかな。
後はくっつけて、、、

これはいい!(自画自賛)
いい感じに仕上がりました!
ただ、シワ伸ばしのときに表面からアイロンを掛けてしまって、墨が所々伸びてしまいました。
それと、掛け軸と貼り付ける際にシワが寄ってしまい、リカバリーできず、、、
その失敗さえなければ、個人的に満点でした!

勉強の際にも子どもたちに、
「失敗を恐れるな、恥をかけ」
と言います。
成功するのが一番いいのですが、失敗を恐れて発言しないとか答えないというのが一番成長を阻害する行動です。
自信があるときには答えるけれど、失敗はしたくないから不安なときには答えない。
そうして仮に正解だった場合は「なんだ、言っとけばよかった」と思い、間違っていたら「よかった、恥かかずに済んだ」と考えるでしょう。
しかし、この失敗こそが次の成功とつながっていきます。
人間、失敗することで「次は失敗しないよう気をつけよう!」と、成功のためのステップを覚えようと必死になります。
しかしこれから逃げてしまうと、そのステップを見逃してしまいますし、答えていないのでまるで他人事のように感じて全く記憶に定着しないことも。
こうなると、次回同じような問題が出されたときに成功する可能性はかなり低くなっていくのです。
失敗を恐れると【今この瞬間に恥をかかないこと】と【この先で恥をかかないこと】を天秤にかけたとき、目先の利益だけに注目してしまうわけですね。
そしてこれが常習化してしまうと、考えることをやめていきます。
「あー、なんだろ?まぁ、答え出るまで待っとこ」みたいな感じですね。
失敗から得られるものはたくさんあります。
失敗を恐れず行動すれば、必ず成功にたどり着きます。
もちろんそこにたどり着くまでにはたくさんの反復が必要となるでしょう。
「失敗した → はい理解した」なんて一発でできれば、そりゃ天才です。
失敗を恐れず挑戦して、成功のためのステップを刻んでほしいところです♪
今後もどうぞよろしくお願いいたします♪