先日の保護者面談にて、


差し入れをいただきました♪
保護者さま、本当にありがとうございました!
僕の記憶にあるリンゴ飴って、おそらく幼稚園の頃くらいに食べたものが最後な気がします。
30年の時を超えて、、、いざ!
あっ、今のリンゴ飴って包丁で切るんですね。
たしかにそっちのほうが食べやすいしね。
丸かじりする時代は終わったのでしょう。
時代に取り残されたおっさん。どうも学習塾キャリコの釘山です!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
高校受験をする際に、本命の志望校とスベリ止めの高校を最低でも2校受験すると思います。
大抵の場合は、公立高校が本命で私立高校をスベリ止めにされる家庭が多い印象です。
他県のある塾の先生が、
「熊本の人って、公立高校好きですよね」
と、おっしゃっておりました。
熊本で育った身としてはワリと当たり前なんだと思っていましたが、やはり都会だと違うようです。
理由のひとつとして、熊本の場合は最難関の高校が公立だからというのもあるかもしれません。
他県では私立高校が最難関である場合もあり、特に都会な地域ではそれが顕著です。
住む地域によって、この公立・私立感は変わってくるのかもしれないですね。
んで、熊本においてはスベリ止めにされがちな私立高校。
どういうふうにスベリ止めとして設定していくべきか考えてみます。

①学力優先で選ぶ
本命の公立高校と同じくらいの学力の高校をスベリ止めに設定する。
まぁ、いちばん想像しやすい感じですね。
その子の学力や卒業後の進路を考えて、同じレベルで学んでほしいという感じでしょう。
学力で考えた場合、この選択がメインになると思います。

②学費優先で選ぶ
公立と違い、どうしても学費が高額になる私立高校。
授業料・施設管理費・課外代などなど含めていけば、毎月5万円くらいになる高校も。
これに交通費や昼食代なども乗ってくるので、3年間で考えればなかなかの出費です。
現在は【就学支援金】という制度がありますので、多少学費は安くなります。
世帯年収が590万円以下の場合は、私立高校の授業料が月額33,000円支給となり、実質全額免除。
590~910万円の間であれば、9,900円免除となります。
といっても、授業料が免除されるだけで、施設管理費などは免除されませんのでご注意ください。
そうなると、仮に授業料は無料になっても、結局毎月1~1.5万は払わなくちゃいけないんですよね。
そんなときには、高校自体の奨学を取ることができれば学費を抑えることもできます。
高校にもよりますが、上の奨学で受かることができれば、施設管理費なども免除してもらえます。
すべてが当てはまれば、毎月3,000円程度で私立高校に通うことも可能に。(交通費・昼食代除く)
ただ、その場合どうしてもその子の持っている学力から考えて、高校の学力レベルを落とさなくちゃいけない場合が多々あります。
ギリギリで受かっては奨学が取れませんもんね。
多くの高校では、1番上の奨学を取るために8~9割前後の得点率が必要となります。
「分かんない問題なんてなかったし、めっちゃ自信ある!」
こんなレベルで受験するイメージですね。
しかも5教科すべてで。
そうなってくると、確実に最高ランクの奨学を取るためには、その子の実力よりかなり下げたレベルの高校になる可能性が高いですよね。
「学力を下げて高校を選ぶと、その先が不安だわ、、、」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、高校によっては【(特別)進学コース】を設定しているところも多くありますので、そこを狙って行くのもアリかと思います。
多くの高校で少人数による編成を行い、ガシガシ勉強を見てくれますし、高校によっては国立大・有名私立大に合格している高校もあります。
まぁ、ほんと高校によって違いが多くあるので、気になったら色々調べてみるといいでしょう♪

③進学・就職実績で選ぶ(指定校推薦含む)
高校自体の進学実績や就職実績で選ぶのも悪くありません。
とくに高校を卒業したら就職を考えているお子さんにとっては、かなり重要な要素のひとつです。
言い方は悪いですが、進みたい将来の方向とぜんぜん違う就職先ばっかりの高校を選んでもメリットは多くありません。
もちろん、
「事務系の仕事に就こうと思ってたけど、農業も悪くないかも!」
なんて、新しい道が拓けることもあるかもしれませんが。
また、指定校推薦の数が大きのも私立高校のメリットのひとつと言えるでしょう。
「今の学力ではとてもじゃないけど行きたい大学には行けそうもない、、、」
なんて場合でも、高校3年間でしっかり頑張り、指定校推薦をもらえれば道は開けます。
私立大学がほとんどですが、そこを狙うのもアリじゃないでしょうか?
高校はあくまで通過点。
将来の本筋をたどれるよう、そんな選択も考えてみられるのもいいでしょう。

④スポーツ(部活)で選ぶ
「高校に行ってもスポーツ(部活)を頑張りたい!」
なんて子もたくさんいます。
部活という名の青春に時間を割くのも、とてもいいものですよね。
そういう選び方をする場合、高校の部活の強さはしっかり調べておかなくちゃいけません。
もし強豪校に入ろうとするなら、部活のレベルについていけなかったり、そもそも推薦で入った子以外は入部させてもらえなかったり、雑務ばっかりさせられる可能性も。
逆に弱小校に入ってしまえば、レベルが低すぎて話にならなかったり、その部活自体がなかったなんてことも。
青春の貴重な1ページとなる部活動。
部活をガッツリしたい場合は、その点もきちんと調べておきたいところですね。

⑤制服で選ぶ
僕が高校生だった頃、女子たちが高校を制服で選んだという話をしていてびっくりしました。
たしかに公立中学であればほとんどがセーラー服ですし、高校ではブレザーとか着ておしゃれしたいとかも分からなくはないですね。
今の子どもたちでも、女子たちはやはり制服の話をしますし、時を越えて魂は受け継がれているのでしょう。
制服は3年間着るもの。
少しでもカワイイのを着て、気分上げていかなくちゃですね♪

⑥お守りとして
本命の公立入試まで、子どもたちのプレッシャーは計り知れないものがあります。
このとき、スベリ止めの高校に受かっている子とそうでない子、プレッシャーのかかり方は大きく異なってきます。
まだまだ【人生をかけた大勝負】みたいなのは経験したことない子が大多数でしょう。
そんな子どもたちにとって、スベリ止めの高校があるというだけでメンタルはだいぶマシになります。
お守りとしてのスベリ止め。
そんな役割も持っています。

以上のように、スベリ止めの高校とはいえ、いろんなことを考えて設定しておかないと、お子さんの高校生活がすこーし満足できないものになってしまうかも。
上の方で【高校は通過点】と言いましたが、だからといってないがしろにしていいものではありません。
本命だろうとスベリ止めだろうと、しっかり考えて受験に臨みたいところですね♪
「ネットとかで調べるのには限界があるよ、、、」
そんなご家庭はぜひぜひご相談ください♪
知ってること、すべてお話いたしますよ♪
今後もどうぞよろしくお願いいたします♪