以前の塾のときの出来事ですが、
「先生、〇〇高校の過去問って何年分ありますか?」
と聞かれ、
「多分10年分はあると思うけど?」
「じゃあそれ全部印刷してください!」
と言われました。
この子的には、【過去問はやった分だけ成績が上がる】と思っていたようで、かつ保護者さんからも塾でもらってきなさいと言われたんだとか。
なるほどなぁ、と。
たしかに受験前に過去問を解くのは常識中の常識。
そして過去問を解くことも勉強になるので、成績が上がりそうな気がするもの確か。
実際どうなんでしょうか。
今回は過去問の考え方のお話をいたします。
人は歴史に学び、受験は過去問に学ぶ。どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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結論から言うと、過去問をたくさん解いたところで成績はたいして変化しません。
理由の一つに、その問題へのアプローチが完了しない以上、似たような問題が出たところで対応できないからです。
毎年毎年全く同じ問題が出るのであれば、過去問だけで結果に結びつくでしょう。
しかしそんな訳はありません。
単元の一致はありますが、問題の一致は絶対にありえません。
仮に10年分解けば1回程度は被りもあるでしょうが、そこまでに費やした時間を考えればムダがとても多くなります。
じゃあ過去問はどう扱うべきか。
まず、過去問は3年分あれば十分です。
で、1~2週間毎に1年度分ずつ解いていきます。
「自分はこの単元が苦手なんだ」
「自分はこの単元でいつも点が取れないな」
「この教科でもうちょっと点が伸びれば6割超えられるな」
などの弱点を見つける作業を行いましょう。
そこで解けなかった問題や単元を徹底的に洗い出し、潰していきます。
そこの潰しが終わったら次の年度へ。
これを繰り返していくことが重要です。
間違っても複数年分を一気に解いてはいけませんよ。
お金と時間のムダになります。
そういう点から、過去問を解き始めるのは1~1.5ヶ月前くらいで十分と言えます。
ネットなどでは「9~10月くらいから解き始めましょう」なんて書いてあることもありますが、それは中学受験をする小学生や超難関校を受けるためにすでに中3内容が履修完了しているハイペースな子に限ります。
まだ履修が終わってない段階で過去問を解いたところで解けない問題も多々発生するため、正確性に欠けますし、点数が低くなりやる気をなくす原因にもなります。
準備がすべて整ってから過去問に臨むことが重要なんです。
あと欲を言えば、【捨て問】を選ぶ作業ができると完璧ですが、、、これはまた今度書こうと思います。
現在中3たちは私立受験に向けて必死に勉強を進めてくれています。
冬期講習で行った過去問での弱点潰しが上手くいき、みんなが合格できることを祈って指導を続けていこうと思います!
今後もどうぞよろしくお願いいたします!
