学習塾キャリコ

自学ノートつくろう!(社会編)

先月のテスト対策中、ある生徒さんが授業始まる前に

「先生!今日社会やってもいいですか?」

と言ってきたので、いいよ、と答えました。

普段は基本的に社会などの暗記教科は授業中にはさせません。

だって質問でませんし、出たところで、

「それ答えに書いてあるじゃん」

って内容だったりするので。

質問ってのは疑問を解決したいときにするもので、答えを知りたいときにするものではないと僕は考えています。

答え知りたいだけなら解答見とけって話ですからね。

ただ、

「答えがこうなるのはわかるんですけど、なんでこの〇〇ができたのか背景がわかりません」

みたいな質問なら、とても価値もあるものと言えるでしょう。

なので、塾で社会とか理科とか英単語とか漢字とかの暗記単元やってる子見つけると、

「なんで金払って自習みたいなことするかね?」

「そんなにしたかったら家でするか、自習室でやれば?」

と、普段から嫌味を言っております。

ただ、この日は社会のテスト前日。

英語、数学も翌日のテストにありましたが、、、たまには本人の希望を叶えてあげようと。

しかし、、、

蓋を開けてみれば、まさかの教科書丸写し。

僕「ちょっとまって?今何やってんの?」

生徒さん「え?社会やってます、、先生がしていいって言ったから、、、」

僕「あ、いや、そういう意味じゃなくてさ、、、なんで教科書丸写ししてんのって話」

生徒さん「学校の先生が『教科書を写せば覚えられる』って言ったから」

はぁ、、、

生徒さん「でも、学校の先生はこれで覚えられるって言ってましたよ?」

僕「いいよ、じゃあそれやってて」

数分後。

そのページを書き終わったの確認したのと同時に、

僕「ほい、じゃ、写して覚えたところ教えて」

生徒さん「えー、、、と、、、あれ、、、なんか覚えてないです、、、」

こんなもんです。

たしかに教科書を丸写しして覚えられることもあるでしょう。

しかし、それはあくまで普段の勉強の話。

どう考えてもテスト前日にする内容じゃありません。

生徒さん「え?じゃあ学校の先生は嘘ついてたってことですか!?」

いいえ、君が何も考えずに勉強してるから時間をムダにしてるだけですよ。

そもそもテスト前だけ慌てて社会や理科、国語をやってる時点で話になりません。

なので今回は、普段からやるべき社会の自学についてお話していこうとおもいます。

ちゃんとやれ、な?どうも、学習塾キャリコの釘山です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

まず、社会でも英語のときと同じように、

【必ず自分の言葉で書く】

ことを意識させましょう。

上の教科書丸暗記では効果が薄い理由。

それがここに詰まっています。

教科書の内容を写真のように切り取って頭の中に保存できるすごい才能を持っていれば話は別ですが、僕ら凡人は頭の中に保管しやすいようにしてインプットしておかないと、なかなか定着していきません。

憲法の条文を覚えられないのと同じように。

だって、あんな堅苦しい言葉つかいませんよね。

普段使わない言葉というものは頭に入ってこないのです。

なので、必ず自分の言葉にして書くことを意識しましょう。

そのうえで、こんな感じでノートを作っていくことをオススメします。

こんな感じでまとめていきましょう。

イメージとしては、年表を作っていく感じですね。

ちなみに上記のノートは教科書内容だけで作りました。

もっと詳しく掘り下げたい、もっと密度の高いノートにしたいという場合は、イラストであったり、ネットで調べた物を書いていくでもいいでしょう。

歴史のノートはこれをベースに作っていきましょう。

また地理ですが、地理は歴史のやり方から物事がおきた年を抜いたバージョンで作っていけば大丈夫です。

そして社会の勉強で意識してほしいのは、

歴史:縦と横のつながり

地理:横のつながり

です。

地理は、あまり縦のつながり(年代でつながっていく情報)は多くありません。

なので、とにかくじゃんじゃん覚えてきましょう。

しかし歴史はこの縦のつながりも一緒に覚えておかないと、テストの際の点数に関係してきたりしますし、なにより時系列で覚えておかないと正しい用語なども身についていきません。

よくある質問なのですが、

「土一揆と百姓一揆って違いなんですか?」

というやつ。

一揆という言葉でまとめて覚えてはいますが、これはそもそも年代が違うわけです。

細かくいえば参加者などにも違いはありますが、年代できちんと覚えておけばとくに大きな謎は発生しません。

時系列順ってとても大事なんです。

社会の自学ノートを作る際には、ぜひ以上のことを意識しながら作ってもらえればと思います!

今後もどうぞよろしくお願いいたします!

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