日・月で行った私立一般入試&定期テスト勉強会。
買い物があったので、バイトの先生に教室を任せてちょっと外出していました。
そして帰ってくると、、、

けっこう来てるやん。
この他にも送迎で来ている子たちもいましたので、教室の中は暖房いらないくらいの人口密度でした(笑)
塾に入りたての頃は、テスト勉強より遊び優先だった あの子たちがなぁ。
少しずつ変わりつつあるようです♪
良いことだ♪
そして地味に嬉しかったのは、きちんと自転車を停めるようになったこと。
はじめの頃はもうぐちゃぐちゃでした。
生徒さんが増えたことでこの問題が浮上。
道にはみ出たら車に当たるかもしれないし、テキトーに停めてしまうと後から来た生徒さんの自転車が置けなくなることも。
そういったことから、秋ごろに自転車の置き方を決めたのですが、きちんと実践できている子どもたち。
ほんとえらいぞ♪
別に日には、
生徒さんA「誰か自転車ナナメってたよ!」
生徒さんB「あっ!私かも!ごめん!」
と言ってちゃんと直しに行く生徒さん。
去年のこの子だったら、絶対
「別によくね?」
と言ってたんじゃないかと思ってしまいます(笑)
勉強も大事ですが、こういった【他者への配慮】ができることこそ人として大事なんだと僕は思います。
いくら頭が良くても、人間として最低だったら誰も幸せにできませんからね。
バカでも良いから、人のことを思える人間であって欲しいと思います♪
素敵な人間に成長中♪どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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1月に行った模擬テストの結果表が戻ってきました。
結果表を渡すとき、子どもたちは まぁざわつきます。
友達たちと何点取ったか確認したりとか、この点数やばくね?とか、志望校への判定がどうとか。
ある意味お楽しみのひとつなのかもしれません。
ただ、楽しんでばかりいられないのも事実。
生徒さんそれぞれに課題が見つかりますからね。
そして保護者さまはといえば、これを見ることで心拍数が上がってしまう方もおられるかもしれません。
本当に生きた心地がしない瞬間かもしれないですね、、、
今回はこの【模擬テストの成績表の見方】のお話をしようと思います。

キャリコで受けている模擬テストのうち、中3以外が受けているのはこちらの模擬テストです。
成績表を見るときって、ほとんどの人が【点数】を真っ先に見ると思います。
上の画像でいうと、緑の枠で囲った部分ですね。
多くの子どもたち、保護者さまがここを見て一喜一憂します。
「前より点数上がってるね!」
とか
「前より点数下がったじゃない!」
とか。
テストってどうしても【点数】を見てしまいますよね。
それは誰しもそう。
仕方ないことです。
しかし本当に重要なのは【点数】ではありません。
まず最初に見てほしいのが【偏差値】です。
というのも、【点数】というのは成績アップにおいていちばん重要な項目ではないからです。
同じ70点でも、【平均点が50点のテストでの70点】と【平均点が90点のうちの70点】では70点の価値が大きく変わってきますよね。
平均点を上回っていれば偏差値が50以上あるということになりますし、逆に下回っていれば偏差値は50以下ということに。
偏差値50というのは、ちょうど真ん中。
その集団の中でどれだけの理解度があったかを確認できる数字になるのです。
学校のテストでは偏差値は出してもらえないことのほうが多いと思うので、その場合は【平均点よりどれだけ離れているか】と評価の指標にするのが良いと思います。
次に見てほしいのが、水色の枠。
ここは【どの単元で点が取れ、どの単元で点が取れていないか】が書いてある項目になります。
ここの模擬テストで言えば【領域別学習診断】と呼ばれる箇所になります。
例えば中学2年生の数学でいうと、
【計算と式】の単元では24点中22点で正答率は92%だった
【連立方程式】では24点中12点で正答率は50%だった
【1次関数】では24点中10点で正答率は42%だった
【図形】では28点中20点で正答率は71%だった
とします。
この子の場合、これから成績の向上を目的とするのであれば、【式と計算】【図形】を勉強するのではなく、【連立方程式】【1次関数】を勉強することで得点の底上げを図ることができます。
伸びしろの少ない教科に力を入れるより、伸びしろのある教科に力を入れたほうが良いですよね。
仮に100%目指して勉強するとして、
【式と計算】での伸びしろは100%-92%=8%分。
【1次関数】の伸びしろは100%-42%=58%分。
どちらが伸びしろが多いか一目瞭然ですね。
成績の向上が見られない子の多くは、得意(簡単)なところはいっぱい勉強しますが、苦手なところは全然しないことが多いです。
つまり、伸びしろのない教科を必死に勉強しているせいで点数が上がらないという状況に陥っているわけですね。
ここの項目をしっかり見ていけば、お子さんがどの単元が苦手でどこを強化すれば成績が伸びていくのかがわかります。
もちろん【連立方程式】の中でも【計算】は問題なく解けるけど、【利用】はぜんぜん解けないなんてこともあるでしょう。
そういった場合は【計算】を勉強するのではなく【利用】に取り組むことで点数が伸びていきます。
見極めていけばお子さんの勉強にかなり活かせていけますね。
そして最後にオレンジの枠。
ここは順位が乗っている箇所です。
個人的にはこの順位は気にしなくていいと思います。
「どうしても全国で100番以内に入りたい!」
「キャリコの中で1番でありたい!」
という思いがあるのであれば参考にすると良いと思いますが、ぶっちゃけ全国順位や団体内順位を意識するより偏差値を意識したほうが志望校までに必要な学力をイメージしやすいです。
「キャリコ内で◯番でも行きたい高校には行けないじゃん、、、」
となり得ますからね。
順位というのはあくまで副産物としてとらえておきましょう。
普段なかなか保護者さま方には説明する機会が無いので、ブログにて成績表の見方を説明させていただきました。
模擬テストを行うたびに子どもたちに伝えるのは、
「この結果は今のリアルな自分」
ということ。
出てきた数字は子どもたちが取った数字に間違いはありません。
良い点の子もいれば悪い点の子もいます。
残念ながら、これに対しては現実を受け入れるしかありません。
しかし、それと同時に
「君らの行動次第で、この点数から大きく変わるチャンスがある」
ということもお話しします。
今の現状に甘んじるか、これを機に本腰を入れるか。
正直人それぞれです。
何度言っても全く変わらない子もいれば、少しずつ変化していき成績を伸ばしていってる子もいます。
【塾に通うだけで成績が上がる】というのは残念ながら幻想でしかありません。
意識を変えた子から先に成績に変化が出てきます。
普段のお話を踏まえ、キャリコ生みんながいい方向に進んでいけるよう、これからも指導していきたいと思います!
また、今回このような【成績表の見方】をお伝えしましたが、これはあくまで理屈的な部分の話です。
お子さんによっては前より点数が上がったという部分でモチベーションが上がる子もいます。
そういう子に対して
「点数上がっただけじゃ意味ないんだよ!偏差値のほうが意味あるんだよ!」
と言ってしまえば、やる気を削ぐことになります。
「(偏差値はまだまだ低いけど)点数が前より上がったね!頑張ったね!」
と、褒めてあげることも重要です。
どんなに点数が悪くても1箇所くらいは褒められるところがあるはずです。
褒めるところはしっかり褒め、改善しなくちゃいけないところは少しずつ改善していく。
勉強が苦手な子がいきなりすべてを改善できることなんてありえません。
1教科ずつでも1単元ずつでもいいので、小さなところから始めていきましょう!
「千里の道も一歩から」ですね♪
今後もどうぞよろしくお願いいたします♪