ある生徒さんが授業中に参考書的なのを読んでいました。
いったいどんな本か。
【成績が上がる勉強の仕方】
的な本でした。
やはり塾に来て勉強している以上、成績は上げていきたいもの。
本人も必死のようです。
何より僕もその本に興味があります。
ちょっとお借りして、、、
さて、どんなことが書いてあるのか。
、、、、、、、、、、、、、、、
僕「いやこれ!僕がよく言ってる内容じゃないっすか(笑)」
生徒さんA「まぁそうなんですけど、、、」
生徒さんB「なんて書いてあるんですか?」
僕「机の上を片付けて、勉強に集中できる環境にしよう。」
僕「目標を立てて勉強をしよう。」
僕「時間を決めて集中して勉強しよう。」
生徒さんB「たしかに言ってます(笑)」
生徒さんC「この前も先生言ってた気がする!」
僕「他の学年まで含めたら毎日のように言っとるわ(笑)」
生徒さんA「そうなんですけど、、、でもこういうの読むのも大事かなって」
僕「そうね、大事よね。でもそれ読むのは今じゃなくていいな(笑)」
生徒さんA「はい、、、そうですね、、、」
僕「本にも『集中して勉強しよう』って書いてあったっすね。ほい、本読まずに集中して勉強しましょ♪」
「確かにー(笑)」と納得の言葉が周囲から出ておりました。
うん!とりま目の前に集中!どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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時として子どもたちの目に触れる参考書には、使い方やタイミングを間違えばまったくの無価値なものが紛れ込んでいます。
ということで、今回は僕が遭遇した【勉強に必要のない参考書】をいくつか書き出したいと思います。

1.「◯日で完璧にマスターできる!」系の参考書
人間欲深い生き物ですので、焦ってるときほどこういった楽に知識がつくとアナウンスされている本に手を出します。
テストまでもう時間がないときや、入試までもう少しみたいなときですね。
このタイミングで「◯日で完璧にマスターできる!」系の薄い参考書に手を出すことは、ほぼほぼ時間をムダにして終わります。
そもそもこの手の参考書には何が書いてあるかと言うと、その単元における超基礎的な事項・公式などです。
ある程度勉強している子からすれば全く必要のない知識になりますし、逆にこの程度の内容が頭に入ってなかった子にはどのみち【マスター】できるほどの時間は残されていません。
じゃあ時間があるときになら必要になるのか?と言ったら、これも違います。
時間があるなら要点まとめてあるだけのものより、しっかり問題まで載っている参考書にするべきです。
どうしても使う局面を考えるとすれば、入試当日の会場内でしょうか。
「ちゃんとこの単元の公式覚えてるかな?」とかの最終確認するくらいかと思います。
定期テストくらいであれば、教科書見とけば問題ないでしょう。
個人的にはこの手の参考書は使うタイミングが限られすぎるので、あまり必要ないかと思います。

2.「マンガでわかる!」系の参考書
マンガでわかる系の参考書ってとっつきやすくてとてもいいものだと思います。
文字ばっかりで書いてあるものより、楽しく読めますしね。
しかし、そこに落とし穴が。
マンガで書いてある分、通常の参考書より情報量は少なくなりがち。
マンガ映えしないようなところや長くなりそうなところなんかは、大事なところであっても描かれていないことも多々あります。
また、社会なんかは中学内容をすべてマンガに落とし込もうものなら、1、2冊ではまったく足りません。
この情報量だけなら、よっぽど一問一答系の問題集をやり込んだほうが知識量は増えるでしょう。
この手の参考書を読むタイミングとしては、
【その単元が始まる前(もしくは始まった直後)の段階で興味をもたせる目的】
や
【勉強が苦手で、本当に学力が低い子】
あたりに絞ったほうが良いでしょう。
例えば、歴史の勉強が始まる前の小学校中学年の子に歴史のマンガ参考書を与えるとか。
興味を持ってからや多少知識を持ってから学習に入れば、わかることが多くて楽しくなっていくので勉強しやすくなります。
予習と同じですね。
また、
「勉強がすごく苦手、でも成績あげなくちゃいけない!」
と思ってる子には、はじめの導入としてとっつきやすい部分もありますので、そこに関してはメリットがあるでしょう。
この本だけで成績が上がるという感じではなく、あくまで興味を満たすものとして捉えたほうが良いと思います。

3.「勉強のやり方」系のハウツー本
冒頭に書いたものと同じですね。
この手の本は子どもたちがたまに持ってくるので、僕もそのたびに目を通していました。
またタイトルが気になり、書店などでもざっと目を通すことも。
その度に感じるのが、【どれも同じことしか書いてない】ということです。
結局のところ、勉強のやり方って普遍的な部分があります。
人類が勉強をしてきた歴史の中で、「頭のいいやつって結局こうやって勉強してるよね」というのが何千年も変わることなく続いているわけです。
方程式を生み出した人や様々な物理学を生み出した人など、2000年以上前に生まれた人たちも同じように勉強していたと考えると、胸が熱くなりますね。
そんな歴史のある勉強に、「最速で覚える~」とか「ゆるくできる~」とか「最強の~」なんて言ったところで内容は何も違いはしないものです。
、、、内容はそんなに変わらないよう、なんつって。
この手の本は誰が書いても似たようなものになりますし、結局同じようなことしか書いてないので【〇〇大学教授も認めた!】みたいなことが書いてあっても、
「そりゃセオリーどおりの勉強法だから認めざるをえんやろ?」
って話です。
では、この手の本に価値を見出すのはどんなタイミングかというと、
【これから勉強を始めようとしている子のモチベーションを上げるため】
的な使い方となるでしょう。
キャリコだと雑談の中で様々な勉強法もお話するのであまり必要としない部分はありますが、塾に通ってない子やそういった話の出てこない塾に通ってる子なんかには価値があるかと思います。
勉強って気持ちが前を向かないとなかなか手が進みません。
この手の本で気持ちを前に向かせることができたら、その本にお金を払った価値があるというものです。

と、ひねくれた僕が「勉強に必要のない参考書3選」をお送りいたしました。
もちろん、ここに書いてあるすべてが正しいというものではありませんし、その子にあったやり方というものが存在します。
そういう意味では我流で道を切り開くより、塾や家庭教師、学校の先生に相談して【その子にあった学習の流れ】を実践するほうが最短ルートとなるでしょう。
悩んだらプロに相談。
これが一番ですね♪
また、キャリコではご希望があれば、その子に適した家庭学習用のテキストを手配いたしております。
「塾で普段使ってるテキストだけじゃ勉強量が足りないかも、、、」
「宿題で出されるものだけじゃ、家であっという間に終わってるから追加で何かほしい!」
などなど、ご希望があればいつでも仰ってくださいね♪
今後もどうぞよろしくお願いいたします♪
