先日行われた前期中間テスト。
結果は以前書いたブログのとおりです。
そしてキャリコでは定期テストのたびに【ご褒美】があります。
これは生徒さんそれぞれに僕から目標点数を与え、それを達成できたらゲットできます。
ある子は言いました。
「友達が行ってる塾ではご褒美とかないらしいですよ!」
ウチはあってよかったな!
またある子は、
「塾でご褒美とかありえん!」
とは言いつつ、もらえるならほしいやろ?と言うと、
「そりゃ、もちろん!」
素直でよろしい。
なぜ僕は身銭を切ってまで子どもたちに【ご褒美】を与えるのか。
今日はそんな話です。
理由がちゃんとあるんです。どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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理由としてはいくつかありますが、一番シンプルなのは
【報酬がある方が努力のきっかけを作りやすい】
ということです。
子どもたちはまだまだ目標設定と、そこにめがけて努力するという意志がよわよわです。
少しでもそれの後押しができればと言う思いがあります。
しかし、その他にもっと本質的なものがありまして。
それは、
【真面目がバカを見ない世の中であってほしい】
【努力と結果を結びつけなくてはならない】
という考えです。
普段生活していて、社会にはルールやモラル、マナーが守れない人がこんなにも多いのかと落胆します。
車を運転していても、一旦停止やウィンカーなど当たり前の法律すら守れない人は多くいますし、ショッピングセンターで買い物していても、周りの人に配慮できない人もたくさんいます。
「自分が一番正しい、自分が一番優先だ」
と考えてるのかどうかは知りませんが、端から見れば自己中心的な人は数多くいます。
こういうとき、結局割りを食うのはいつだって真面目にルールを守っている人たちです。
そんな社会であってほしくはないですが、日本人の性格上なのか、
「煙たい人には関わらない、放置する」
というのが流れにあります。
自己中な人はいつかどこかで痛い目を見てほしいものですが、その瞬間が来るまではいい思いをし続けるわけです。
なんかいい気分しませんよね。
子どもたちが生活する学校でもそう。
【小さな社会】がそこにはあります。
ただ、勉強はそうではありません。
真面目に自分の課題・目標をこなすことは誰にも邪魔されませんし、自分の意志ひとつで達成することができます。
愚直に正しいことをしていける子には、しっかり恵みがあるべきだと僕は思います。
しかし、正しい行動を取るだけで評価されるほど社会は甘くありません。
人間性だけならいい評価をしてもらえますが、それが仕事となれば話は別。
仕事は結果を出さなければ評価されませんもんね。
「真面目に正しい行動をし、結果に結びつける」
これが出来て始めて、評価に値します。
社会はそういうふうに動いているわけですから、これを子どもたちにも意識してほしいのです。
例えば野球の大谷選手を例に上げます。
大谷選手は言わずと知れたスター選手になりました。
野球の常識を覆し、ピッチャーでもバッターでも大活躍をするというイレギュラーな存在ですね。
ただ、もし大谷選手が二刀流で結果を出せなかったら、社会はどう評価していたでしょうか。
「中途半端なことするから、大した選手になれなかったんだ」
「理想ばかり追うから失敗するんだ」
なんて言われたことでしょう。
結果を出したからこそ、そういった声をすべて黙らせることができたのです。
食生活にしても、睡眠管理にしても、練習プランにしても、マンダラチャートにしてもそうです。
結果が出せたから注目を浴び、真似しようとする人が出てきたのです。
結果が出せない人の習慣を真似しようと思う人は一人もいないでしょう。
【習慣(行動)は結果を出すために必要なプロセスであるが、結果が出せなければその習慣(行動)は評価されない】
ものすごく冷たい言い方をすればこうなります。
なので、習慣(行動)をしっかりこなし結果を出した生徒はすべからく評価されるべきだと僕は考えます。
そしてその評価のわかりやすいものが【報酬】なんですね。
勉強するきっかけは、しょーもなくていいとおもいます。
結果のために目標をたて、結果のために努力をし、結果に一喜一憂する。
個人的にこれが重要だと考えています。

(目標を達成できた子たちには、それぞれの希望のギフトカードを準備させていただきました)
キャリコは学力を上げるためだけでなく、子どもたちの人間力を上げる塾としても頑張っていきたいと思います!
今後もどうぞよろしくお願いいたします!