学習塾キャリコ

僕「次の小テストで満点じゃなかったら退塾しろ」

仕事が終わったら、基本的にめちゃくちゃお腹が空いています。

んで、仕事後に夕飯を食べるのですが、昨日は冷凍のうどんを食べることに。

便利ですよね、冷凍うどん。

チンしてる間にケトルでお湯をわかして、どんぶりにうどんスープの粉いれて準備おっけー。

お湯を注いだら素うどん爆誕。

少しさみしいので、乾燥わかめと冷凍ネギと揚げ玉を入れるのがいつものパターンです。

しかしこのパターンが悲劇を呼びました。

この夏、あまりそうめんやうどんを食べなかったのですが、その時から買っていた揚げ玉の袋が若干開いていたのです。

「ま、大丈夫やろ」と、軽い気持ちでうどんに入れて食べ始めると、、、

くっそまずい!

もうあれです、酸化しまくったやばい油感がすごいのです。

うどんを口に含み鼻から抜ける香りが、スープの香りではなくもうくっさい油。

かなり昔ニュースになった中国の下水油って、きっとこんな感じなのかも・・・?なんて。

古の中国へ思いを馳せます。

一言で言えば最悪です。

もったいないので麺だけは食べましたが、スープはgo to 排水溝。

ほんとに地獄の夕食でした。

その後も何かと込み上げてくる古い油の芳醇な香りと戦いながら就寝しました。

賞味期限とかあまり気にしない人種でしたが、油だけは気をつけようと思った次第です。

皆さまもお気をつけくださいませ。

食事がうまけりゃ人生しあわせ。どうも、学習塾キャリコの釘山です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

秋休みに入る前日の木曜日、事件は起こりました。

中学生には小テストを実施しているのですが、この日は英単語のテスト。

問題数は10数問です。

事前に範囲は伝えてあるので、こっちからしたら満点以外ありえない小テストとなっています。

100歩ゆずって1・2問間違いかな、くらい。

そしてその日は授業が始まる前から、子どもたちは僕の逆鱗に触れてきました。

生徒さんA「やっべ!今日の少テスト、ノー勉だわ(笑)」

生徒Bさん「いや!おまえいつもじゃん(笑)」

生徒Aさん「まあそうだけどさ(笑)1問も正解しない自信あるわ(笑)」

実はこのやり取り、ほぼ毎回聞かされています。

その都度、

僕「うるせえよ、だったら今すぐ勉強しろや」

と、言っているのですが、まあ学習しない。

どうやら脳みそを家に忘れてきてるようです。

まあこの子だけだったらいつものやり取りだけで済んだのですが、この日は全体的に空気が緩んでいました。

おそらく秋休み前だったからでしょう。

遊ぶことで頭がいっぱいなのかもしれません。

結果、小テストに合格したのは1人だけ。

ちなみにこの子は毎回ちゃんと合格している子です。

さて、肝心の生徒Aくんですが、

生徒Aくん「先生!1問だけあってました(笑)」

生徒Aくん「ここの短縮形のところだけ正解でした(笑)」

ちなみにその問題は

【could notの短縮形】

を書くだけの問題。

正解は【couldn’t】

逆に間違えるほうがすごいくらい。

周りの子達もそれを聞いてぎゃーぎゃー騒いでまるで動物園状態。

さすがにブチギレました。

「おまえら何考えてるん?てめえらの脳みそがカスなのを周りに晒して、何がそんなに楽しいんだよ?」

「こんな簡単な言われたことすらできねぇ奴らが、何が『北高に行きたいです!』だ。行けるわけねえだろうがボケが」

僕はめったに怒りませんし怒鳴りもしません。

だって怒るのって疲れるし、イライラするだけで何の生産性もなく、お互いにモヤモヤするだけですからね。

怒鳴りだしたら感情のコントロール難しくなりますしね。

なのでイライラしても、感情を他者にぶつけないようにしています。

とはいえ、怒らざるをえないこともあるので、そのときは淡々と話していきます。

(ちょくちょく暴言も混ざりますが)

んでんで、僕の発言からさすがにこの空気感はまずいやつと察した中学生たち。

一気に静まり返ります。

とはいえ、言いたいことは山ほどある僕の口からは、言葉が止まることはありません。

「お前らが行きたい高校に向けて、真面目に頑張ってるやつがいるんだよ。お前らよりも何倍も真面目に頑張って努力してる奴らが。なのに、なんで毎日遊び倒して勉強すらしねぇ奴らが北高行けると思ってんの?」

「はっきり言って北高どころか、二次募集かかる高校くらいしか行くところ無いのが今のお前らだからな?〇〇高校?△△高校?お前らバカにしてるけど、そこすら行けるかわかんねぇのが今のお前らだから」

「お前らの親が何のためにここに金払ってると思ってんだよ。お前らが頑張るって自分で言ったから金払ってくれてんだろうが」

「この程度の小テストで合格できんとか、できるできないの話じゃねぇからな?やってねぇだけ。ふざけんのも大概にしとけよ?」

「それを面白がってるてめぇらの感覚は、はっきり言ってクソうぜぇわ」

「中3になって『もっと早くに勉強しとけばよかった』って言うのが目に見えてんだわ。これ今まで何回も何十回もお前らに言ってきたよな?同じこと何十回言われても理解できんとか、マジでどういう脳みそしてんの?」

「俺はどんなに成績悪くても頑張るやつには協力する。けど、お前らみたいに口だけの奴らには1mmも協力したくねぇんだわ」

「なので塾やめてくれ今すぐ。もう帰ってええよ。はいどうぞ」

静まり返る教室。

しかし誰も帰りません。

どうやら塾を辞める気はない様子。

「(これ学校だったら、先生が職員室に帰るやつだわ)」

なんて思いながら話を続けます。

「じゃあ、次の小テストで満点じゃなかったやつ全員退塾な。二度と顔見せんな」

小テストで合格しなかったら退塾なんて、おそらく日本で初なんじゃないでしょうか?

その後の授業では質問するのも気まずそうな子どもたちでしたが、ここは子どもたち曰く【サイコパス】な僕ですので、何事もなかったかのようにいつも通りな対応をしていきます。

「どっか確認したいとこない?わからんところは?」

と、話しかけていきます。

そりゃもう声のトーンもいつもどおりで。

それに警戒心を解いたのか、最終的にはいつもと変わらない質問量な1日でした。

んでんで、運命の次の授業日。

入ってくる子どもたちの顔は、腹でも痛いんか?というくらい険しい表情。

そして入ってくるなり、小テストの勉強をしています。

おやおやまあまあ。

やればできるじゃないの。

結果、全員満点合格となり、誰一人として退塾処分となる子は現れませんでした。

採点後、1人の生徒さんが

「先生、これ満点じゃなかったらマジで退塾だったんですか?」

と。

「そりゃそうやろ。やる気ねえやつの面倒みるくらいなら、今後のやる気あるやつのために君らの席を開けてもらうわ」

マジでヤバかった!勉強してきて正解だった!と、安堵の声を漏らす子どもたちでした。

こんな感じで色々書きましたが、キャリコのモットーは

「できるを増やす、お手伝い。」

とあるとおり、勉強が苦手な子に【できる】楽しさを知ってもらいたく始めた塾です。

なのでやる気のない子には、よその塾に行ってもらって結構と思っています。

実際以前にも2人やめていただいていますしね。

もちろん売上は下がってしまいますが、こちらも仕事してて楽しくないですので。

そんな売上のための仕事なら、こっちから願い下げです。

どんなに勉強ができなくてもいいんです。

【できるようになりたい】と思って頑張ってくれる子に、僕はこれからもお手伝いができればと思っています。

ワガママな塾ですが、今後もどうぞよろしくお願いいたします♪

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