社会人になると持つ機会がでてくる名刺。
僕も独立を機にやりたい放題な名刺を作りました。

ねこちゃーーーーん。
実はこちらは2代目名刺。
初代はこちら。

猫なしでした。
どうせなら遊び心を入れてやろうって感じです。
イラスト入りのほうが、なんとなく僕っぽくていいと思ってます。
次は総柄にしようかな。どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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名刺ってなんだかんだ名前のローマ字表記がありますよね。
おそらく、漢字だけだと読みがわからないとき用だったり、外国の人に渡すときに読みやすいようだったりするからだと思います。
ふりがなというものもありますが、ひらがなカタカナで書いてあるとちょっとカッコ悪いかも、、、
ローマ字で書いてあるほうが個人的には好みです。
んで、以前の職場で僕の名刺を作ってもらった時の話です。
会社としてのテンプレートは決まっていたので、とくに何もせずおまかせしたのですが、、、
ローマ字の表記が
【 kugiyama yoshihumi 】
だったのです。
僕がローマ字で書くときは
【 kugiyama yoshifumi 】
だったので、【ふ】の音を[h]で書くか[f]で書くかという違いに直面しました。
ずっと[f]で書いてきた自分にとっては、すごく違和感を覚えた記憶があります。
そもそもローマ字には【訓令式】と【ヘボン式】というものがあります。
学校で教えているのが【訓令式】、看板などに使われているのが【ヘボン式】です。
例えば【菊池川(きくちがわ)】をローマ字で書くと、
訓令式:Kikuti river
ヘボン式:Kikuchi river
という違いが発生します。
僕はなぜかヘボン式でローマ字を覚えているので(多分英会話スクールで習ったんじゃないかと)、教育現場で使われている訓令式にすごく違和感を感じてしまいます。
Kikuti river、、、【きくち】じゃなくて【きくてぃ】やんって。
学校教育で教えるのは訓令式、看板やパスポート、公共の場でよく用いられているのはヘボン式、、、
なんかよくわかんない状況ですね。
んでんで、「ヘボン式のほうが一般的に浸透しちゃったし、外国の人もこっちのが読みやすいよね」ということで、国が訓令式からヘボン式に変更しようとしてるそうなんです。
めっちゃ今更感強し。
そもそもなぜに2種類のローマ字が存在するのか。
ヘボン式のルーツは、江戸時代後期に宣教師の方が教育・医学・キリスト教の普及の目的で、日本語をローマ字に直していったのがベースにあるそうです。
それ以前にもローマ字はあったそうなのですが、広く認知されたのがこのヘボン式だったそうな。
しかし明治時代に、
「音を研究してったらさ、こっちのほうが日本語としてリアルじゃね?」
ということで、【日本式ローマ字】というものが誕生したんだそう。
そしてこれに改変を加えたものが【訓令式ローマ字】で、今に至ると行った感じ。
なんか思ってたより最近の話なんですね。
もっと南蛮貿易とかしてた時代にはあったのかと思ってました。
んででで、この2種類のローマ字が存在したのですが、1937年に国が
「ヘボン式も使ってるけどさ、やっぱ日本語に音が近いし訓令式で統一しようかな」
という感じで学校教育などで使っていくことになったそうです。
しかし戦争に負け、日本へやってきたGHQが、
「訓令式?よくわかんねぇの使ってないで、ヘボン式にしようぜ!」
「こっちのほうがアメリカ人的にはわかりやすいぜ!」
ということで再びヘボン式を使うことに。
しかしそこから数年後の復興した日本では、
「やっぱ日本式のほうが良いよね!国のルールで訓令式にしよう!」
としたところ、
「意外とヘボン式も普及しちゃってるし、今から変えるの大変そうだな、、、」
「仕方ないから訓令式をメインに、ヘボン式もサブで使うってことにしよう」
となって今に至るみたいです。

僕の身近なところで言えば、、、
学校では訓令式を使っていますが、なぜか塾用教材ではヘボン式を採用しているものが多いです。
以前小学生の子にローマ字を教えていたとき、訓令式の教材が見当たらなかったので、本屋さんまで買いに行きました。
ほんと、ごっちゃになっててめんどくさい、、、
しかもパソコンで入力するときはヘボン式も訓令式も使えるという。
これ書いてて気づいたのですが、【ち】を打つとき【ti】で打ってました。
さんざんヘボンヘボン言ってたのに、まさか訓令式にお世話になってたとは。
さんきゅー訓令式。
これからヘボン式に統一されるのなら個人的には馴染み深いのでありがたく感じますが、今まで訓令式で習った子たちには迷惑な話ですよね。
親「パパママが子どものときはこう習ったのに!」
子「これだから平成生まれは(笑)」
と言われる時代になるんでしょうか。
まぁ、なんだかんだどうにかなるのでしょうね。
時代にバキバキにはめ込まれるのではなく、なんとなーく型に沿って生きていこうと思いました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします♪