あるとき小学生の子どもたちに「おばけが怖いか?」と質問したら、その場の全員が怖いと答えました。
何が怖いの?と聞くと、
「呪われるから」
「浮いてるから怖い」
「見た目」
などなど、各々が怖い理由を述べていました。
「じゃあ実際に見たことある?」と聞いてみると、誰一人として見たことのある子はいません。
でも、
「テレビでオバケいるってやってた!」
「霊感ある友だちが見たって言ってた!」
など、自分の体験以外のところでオバケの情報を持っているようです。
今日はそんなおばけの話。
こわくないこわくない。どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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ちなみに僕はオバケを全く信じていない側の人間でして。
理由はいくつかあります。
1.見たことない
こんだけ世の中でオバケいるって騒がれているのに、人生の中で一度も見たことありません。
また、心霊スポットと呼ばれるところへ何箇所か行ったのですが、こちらでもオバケを見ることはできませんでした。
大学生の頃は関東の心霊スポットに連れて行かれたり、熊本では田原坂などに行ったりしてますが、結局見れずじまい。
できるだけ遭遇率を上げるために深夜2時くらいを狙っていってもこの有り様。
出てきてくれなきゃ、そりゃあ信じれないよねって。
また僕が高校生の時、友人と遊んでいた際に心霊写真が撮れまして。
3人が写った写真のうち一人だけ顔がモザイクかかったみたいにぼやけ、左足の膝から先が消えちゃったんです。
まだガラケーの時代だったので、もちろん編集することなんてできません。
とりあえず友人からその写真を送ってもらい、保存してみんなに見せびらかしてました。
すると翌日。
「怖くなって神社に電話したらお祓いをしたほうが良いって言われたからみんなで行って除霊してもらった!一人5000円ずつ払ってきた!」
て言い出しまして。
僕は寮生だからハブられてしまいました。さみしい。
んで、5000円も払ったんか!詐欺じゃん!なんてみんなで笑ってたんですが、
「お前も早く除霊してこいって!あの写真持ってたら片足がなくなるらしいばい!」
えっぐぅ。
「『あなたが20歳になるまでに何かしらの事故で片足を失うかも知れません。だからお祓いしましょう』って神社の人に言われたわ!だけんお前も行ったほうがええばい!」
大学時代にバイクに乗っていて事故も起こしましたが、足を失うことはありませんでした。
ほらね、別にお祓いなんてしなくても良かったじゃんか。
「あれ?結局心霊写真撮れてるくね?」
顔と足がぼやけた子は落ち着きのないタイプの子だったので、多分写真撮るときに動いていたんだと思います。
信じるか信じないかはあなた次第的なね。
2.なんで人形(ヒトガタ)なの?
死んだ生物の魂だけ残った状態がオバケです。
ということは、人間なんかよりたくさん死んでいる生き物があるはず。
そう、虫ですね。
でも、蚊のオバケって聞いたことありますかって話です。
ないですよね。
そう言うと心霊支持派の人は、
「知能が関係しているから!」
「この世に大きな未練が残ってないとオバケにならないから!」
なんて言います。
それ言い出したら、ゾウとかイルカ、チンパンジーなどは人間と同等に近い知能を有していると言われています。
象牙を乱獲されていたアフリカの地や、イルカを商業目的で狩っていた日本のある地域でもその種のオバケの話はぜんぜん出てきません。
人間の勝手な都合で何千何万と命を奪われた知能の高い動物たちに、未練がないなんて考えづらいものがありますね。

3.見た目テンプレすぎるやろ
オバケと言われてどんな見た目を想像をしますか?
子どもたちに聞いたら、
「白い服」
「女の人」
「髪が長い」
「足がない(見えない)」
と言います。
もっとさ、筋肉ムキムキの身長2mくらいある男の霊がいてもいいと思うんだよね。
全身ピンクのさ、林家ペーパーみたいなオバケいてもおかしくないじゃん?
なんて言うと、
「それは怖くない!(笑)」
と返ってきました。
ということは、上のテンプレがオバケの怖さとして認識できるものだということでしょう。
でもさ、筋肉ムキムキの身長2mのオバケ、、、逆に怖くない?

4.科学的に証明されていることが多い
ラップ音やポルターガイスト、背後の気配を感じるなどなど、一般的にはオバケの仕業じゃん!って言われそうなことも、じつは科学的に証明されているものが多いのも事実。
家の中で物音がするラップ音は【家鳴り】と呼ばれる現象から来ていると言われますし、ポルターガイストも様々な霊媒師の方がお払いに来ても解決しなかったのに、近所で水道管の工事をしたらピタリと止んだなんて話もあります。
ようは外的要因による振動などが原因だったって話です。
キャリコの前をトラックが走ったときには、ポルターガイスト起きてんのかってくらいまぁまぁ揺れますしね。
部屋に一人でいるときに背後に気配を感じるなんて言うのも、自分以外のものが動くことによって脳が違和感を感じている状態とも言われています。
ちなみに全く同じ動きでも、コンマ数秒ずれると違和感を感じちゃうんだそうです。
これは実際にものが動いていなくとも、光による影が発生するだけでもそう感じるんだそうで。
お風呂場で背後に人の気配が、、、なんてやつも、微妙に視界に入る湯気が原因だったり。
人間って賢いがゆえに、得体の知れないものへの恐怖を感じるのです。
そしてそれを怖がる人ほど、
「オバケとかいたらどうしよう、、、」
「一人のときには出てこないで、、、」
と考えてしまいます。
でも人間って変なことに、見たくない見たくない!って思ってるときほど見ちゃう(錯覚しちゃう)んだそうで。
【シミュラクラ現象】や【パレイドリア現象】なんてのが有名かもしれません。
模様が人の顔に見えちゃう的なあれです。
∵
↑ ほら、顔に見えてくるでしょ?
これは脳が【理由のわからないものへの恐怖より理由のわかる恐怖】を求めてしまうからなんだそうです。
たしかにいるかもわからないオバケより、見えたオバケのほうが盛大にびっくりできますもんね。
実際に見えたら逃げることもできますし。
何が原因で起きているかわからないことより原因がわかったほうが対処できるって、なんか勉強と一緒ですね。

結局のところ、オバケが怖い理由って
【自分が想像できない・知識が足りないゆえの恐怖】
というところにつながっていると思います。
大人になるとオバケを信じなくなったり信じていても怖がらなくなったりするのは、人生経験を積み知識が増えたことで対処する能力が上がったからと言えるのかも知れません。
もちろん大人になっても「自分には霊感がある!オバケが今でも見える!」と言う人もいるでしょうし、子どものときと変わらずオバケが怖い人も少なからずいると思います。
どっちにしてもオバケに対する知識が増えれば、少しは恐怖がなくなるかも知れませんね。
そういえばオバケの話をしているとき、オバケはあなたの近くに寄ってきてるなんてよく言いますよね。
あなたの後ろに何か気配は感じませんか?
もしかしたらすぐそこに、、、
今後もどうぞよろ縺励¥縺企。倥>縺励∪縺吮飭