先日中3生たちに、【追い込み】の話をしました。
現代教育において若干タブー視されている【追い込み】。
個性を尊重し、自分のペースで進めさせるみたいな空気感がある現代では、勉強ですら追い込ませない対象になりつつあります。
いや、別に追い込まなくてもいい人もいますよ。
やる気のない人やどうしてもやりたくない人、すでに目標が達成できている人なら必要ありません。
しかし、塾に来ている受験生たちって基本的に、
【行きたい高校があって、合格するために来ている】
というのが当たり前なわけで。
なんとなく通ってるとか、親に通わされているとかって、少なくともキャリコにはいないと感じています。
まぁ、受験生以外にはいるなって感じしてますけど、、、
ともかく。
受験生にとって【追い込む】という行動は必要不可欠なものと言えます。
では、どのようにして追い込むべきか。
今日は僕的に【追い込む】を考えていこうとおもいます。
昭和的教育。どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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【努力】とか【がんばる】って言葉は抽象的です。
「自分にとって1時間勉強することは努力したことになる!」
子もいれば、
「自分にとってたった1時間の勉強は甘えだ」
と感じる子もいるでしょう。
【追い込む】の第一歩は、まず
【自分の限界を知ること】
と思ってください。
「1時間頑張ったから追い込んだ!」
ではなく、脳がまともに機能しなくなるまでやり込みましょう。
普段なら間違わないような計算問題すら間違うようになれば、しっかり追い込んだ証拠になります。
追い込めたかどうか確認したければ、時間で縛るのではなく、脳が機能しなくなる限界までやり込みましょう。
ちなみに僕は以前の職場で2泊3日の勉強合宿をしていたときに、普段なら難なく指導できる問題すら間違えるようになりました。
このときは初日の睡眠時間が約3~4時間程度。
最終日に至っては基本無睡で挑んでいたので、さもありなんって感じでしたね。
それ以降は1時間程度でも仮眠を取るようにして、最悪の状態を避けるようにしました。
自分の限界を認識すれば、どこまでいけてどこが限界かわかるようになりますよ。
これと同じことを大学生もしますよね。
そう、お酒の強さです。
学生時代に、自分は何杯まで飲んでも吐かないのかを調べた保護者さんも多いんじゃないでしょうか。
僕はここで下戸だと判明したので、基本的にはお酒は飲まない人間になりましたとさ。
まぁ、これはお酒の話ですが、もちろん勉強でも体に異常が出ればそこが限界だと言えます。
僕が過去に指導していた子で言えば、勉強し過ぎで鼻血を出す子がいました。
普段はなんてことなかったのですが、受験前の追い込みの時から頻繁に鼻血を出すように。
多分彼の限界はここなんだろうと。
それ以降、彼はマイティッシュ箱を持参するようになり、鼻血出しながら勉強するという恐ろしい絵面が展開されていました。
それもいい経験なんでしょうね。
また、他には知恵熱を出す子も。
普段ぜんぜん勉強しない子だったのですが、勉強合宿という普段と違う環境に奮起した彼。
普段しないことするもんだから、初日で発熱し、即帰宅となりました。
翌日には熱も下がり「合宿に参加する!」と言ってたらしいですが、残念ながら合流の夢叶わず。
知恵熱ってほんとにあるんだねという、リアル見本になりました。
じゃあ、限界が分かったところで、どう管理していくか。
例えば自分の限界が3時間だと判明したとしましょう。
ここで根性無しは、
「自分は3時間しか勉強できないから、これ以上はしない!」
なんて言い出すかもしれません。
でも実際にはそうではなく、休憩したり、糖分を摂取したりすれば回復していきます。
まずは限界が来るまで勉強する。
そして限界が来たら甘いものでも食べて休憩。
ご飯の時間であったり、お風呂の時間であれば、そこでリフレッシュするのもいいでしょう。
根の詰めすぎは効率を落とすだけでなく、精神的にも影響してきます。
限界を感じたら必ず休憩。
気持ちを整えて再度限界までやり込んでいきましょう。
そしてこれを繰り返していくうちに、限界の上限は少しずつ上がっていきます。
中3生では夏期講習中に毎日7時間とか勉強する子もいるわけですが、これを経験したら学校が始まってからの日々なんてイージーに感じるわけです。
土日なんて図書館で8時間くらい勉強する子もいるくらい。
しかも帰ってからも勉強してますからね。
これは自分の上限を更新し、かつ慣れていった結果起こる行動です。
限界→休憩→限界→休憩、、、このウェーブを繰り返すうちに身体と心が慣れてきて、じゃんじゃんこなせるようになります。
もちろん後半の方では限界に達する時間は短くなっていることと思いますが。
その日のトータルで見たときに、
「先月より1時間多く勉強できるようになった!」
「いつもなら20ページしか進まなかったのに、今では30ページこなせるようになった!」
などなど、目に見えるかたちでも現れます。
これは本気でやり込んだものにしか味わえない感覚ですので、これを実感したとき、本人はどんどん気持ちよくなってくるわけです。
自分の限界値を更新していく感覚。
最高に気持ちの良いものですよ♪

そんなこんなでお話してきましたが、やはり親心としては
「そこまで無理して体を壊してほしくない、、、」
とも思うかもしれませんね。
お気持ちはわかります。
しかし、本気になった子どもを止めるのも酷な話です。
そんなときは行動を制限するのではなく、サポートで応援してあげましょう。
「ママ応援してるからね!でも無理しちゃダメだよ!」
と言葉で応援するよりも、普段買わないケーキを買ってきてあげるとか、ちょっといい入浴剤を準備してあげるとかでいいとおもいます。
些細な変化を子どもは敏感に感じ取ります。
その子が好きなものであれば尚の事。
「(おっ!今日は俺の好きな唐揚げじゃん!)」
「(えっ?なんか今日のお風呂いい匂いする!)」
そんな変化をうれしく感じるんですよね。
そこで、
「あんた毎日頑張ってるからね!ママもがんばってみたよ♪」
みたいなね。
制限するんではなく、あなたのおかげみたいな空気感。
子どもからすると、めっちゃ嬉しいんですよね。
受験において大人はプレイヤーではなくサポーターなわけです。
プレイヤーを強くも弱くもするサポーターの存在。
限界を越えようとする子どもにとって最高のサポーターでありたいですね♪
子どもたちが全力で【追い込む】ことができるよう、しっかりサポートしてあげましょう!
今後もどうぞよろしくお願いいたします!
