大学生のときに「無知の知」という言葉を知りました。
とあるアーティストの曲で、そんなタイトルがあったからってだけなんですが。
気になって意味を調べた記憶があります。
恥ずかしながら、その当時の僕にはまったく心に刺さらない言葉でした。
月日は流れ。
この仕事をやっていると、「無知の知」という言葉をものすごく意識するようになりました。
もしかしたら、学生の頃よりも身体が丸くなったからかもしれません。
そう、、、身体が ” むちむち ” になったからかも!
体重くっそ増えとる!どうも、学習塾キャリコの釘山です!
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ちなみに「無知の知」というのは、
「自分にその知識がないということを、自分は知っている」
という、哲学のお話でございます。
勉強でもこの考えがめちゃくちゃ重要なんですよね。
例えば数学。
「正負の数、解ける?」
と聞かれて、ほとんどの子は
「解けます」
と答えることでしょう。
しかし、
「正負の数の分数が絡んでくる問題はどう?」
と聞くと、
「いやー、、、ちょっと苦手ですね、、、」
と言った具合に、案外できないことが含まれていたりします。
最初の質問では「できる」と言っていたことが、深堀りしてみると実はできないことだったみたいな感じです。
つまりこの子は、数秒前まで正負の数は「できる」と思っていたのに実際には完璧ではなく、できないことが発見された状態となったわけです。
無知を知ったのですね。
勉強において「できない」ことは悪ではありません。
むしろ見つけ出したほうがいいものなのです。
「正負の数の簡単な計算ならできるけど、分数とか複雑なやつは苦手なんだ」
という認識ができればそこに絞って勉強するようになり、ムダな時間を減らしながら成績を上げることができます。
子どもたちの自学の指導の際にも言いますが、できることを何回やったところで時間のムダです。
やったつもりになるだけで何も成長にはつながりません。
できる問題を1時間で100問解くより、できない問題を3問解いたほうが価値があるのです。
成績がいい子たちの勉強スタイルは、とにかくこれが多いように感じます。
自分の頭で何ができないのかを考え、その問題に絞ってひたすら思考する。
ときに解説を読みながら、ときに質問をしながら何回も頭を回します。
そうしてようやく自力で解けたときに力へと変わっていくのですね。
「ちゃんと勉強してるのに成績が上がらない、、、」
というお子さんは、ぜひこの方法を実践してみましょう!
「知らない」を「知る」ことから変化が生まれますよ♪
今後もどうぞよろしくお願いいたします♪