学習塾キャリコ

「時は金なり」の本来の意味は?

【時間を操れる能力】【お金を無限に生み出せる能力】があったとして、どちらがほしいと思いますか?

ちなみに時間の方は、時間を止めることもできますし、未来にも過去にも行けます。

お金の方はどこの国のお金でも好きなだけ生み出すことができます。

もちろん合法的に。

こういうのを子どもたちに話すと、多くの場合で【お金】を選びます。

一部【時間】を選ぶ子も出てきますが、その考えは時間を遡ってお金を手に入れるというものが多いです。

お金も得られて時間をいじれるほうがお得に感じるかもしれませんね。

しかし得られるお金はとても限定的ですし、多額の元手が必要なことも。

そう考えると、

「やっぱお金のほうがいいかな、、、」

となっていくことがあるようです。

時間とお金。

現実的にはありえない話なんですが、空想の世界では王道的な存在のこのふたつ。

保護者さま方はどちらの能力がほしいですか?

僕は【時間】がほしい!どうも、学習塾キャリコの釘山です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「時は金なり」と聞いたら、誰しも

「時間はお金と同じように大切なものだから、時間を大事に扱おうってことね」

と考えるでしょう。

この言葉を言ったのはアメリカのベンジャミン・フランクリン。

歴史で必ず聞くことのある人物ですね。

アメリカの100ドル札の肖像になるほど、アメリカにとって偉大な人物です。

んで、じつは「時は金なり」の言葉は、彼のある著書で言われた言葉なんだそうです。

その著書は、商人にとって大事な心構えや考え方などを書いた書物と言われています。

その中で、

「Remember that time is money. (時間はお金だと覚えておきなさい。)」

ということを言っているんですね。

「いや、同じ意味で使ってるやん?」

と思われたかと思います。

実はこれ、商人(ビジネスマン)に向けて言っているのがミソで、

「時間をムダにすれば、それだけ利益を損ずることになる。だからこそ1分1秒をムダにせず働け」

という意味合いが込められてるんです。

うーん、今の時代だったらブラック扱いですね(笑)

とはいえ、勉強も同じですよね。

「スマホを1時間さわったら、その分勉強すればいいっしょ!」

なんて考えだと、いつまでもスマホをさわり続けて勉強しなかったりしますし、

「明日の朝からすればいいっしょ!」

なんて後回しにし始めます。

「いやいや、さすがにそれは決めつけが過ぎるんじゃない?」

いいえ、そもそも自律できている子はこういう後回しにする考え方をしません。

「課題をしてからスマホさわろう」

という考え方を持っているので成績が上がっていくのです。

また、そのスマホをさわる時間すら無くしておけば、その時間分勉強することができるので、損することがなくなります。

【1時間スマホ、1時間勉強】だったものが【2時間勉強】に変わるのですね。

時間を有効に使って利益を生み出した状態、まさに「時は金なり」を体現したものとなりました。

さらに言えば、捨てた時間を取り戻すのには、その時間の何倍もの労力が必要となります。

例えば授業中に居眠りをしたとします。

「居眠りしちゃったけど、まぁ30分くらいだし取り返せるっしょ!」

なんて思っていても、実際には習っていない・記憶にないところを自力で解決しなくちゃいけないので、30分程度で解決できないことになります。

そして解決しないまま【わからない】を積み重ねていくので、次第に恐ろしい量の【わからない】を抱えたまま学年が進んでいきます。

授業中寝ている子は自業自得で問題ないのですが、インフルやコロナで長期欠席した子にもこれが発生することがあるので油断禁物です。

勉強ができない子は、決して頭が悪くてそうなってるわけではありません。

自律ができなかったり、わからないをひたすら積み重ねたことで現状に至ってるんです。

しかしこれ以上同じことを繰り返せば、もう理想とする状態にたどり着くことは無いでしょう。

時間をムダにせず取り組み、ムダにした分は必死で取り返す。

成績を上げる第1歩はそこからです。

【時は金なり】

ぜひお子さまたちに意識させていきましょう!

ちなみに、、、これをお子さまが意識して行動できるようになれば、塾や参考書にかける費用が減るので、保護者さまのお財布にも優しい状況が待ってますよ♪

まさに【金】ですね♪

家族で時間を大切にしていきましょう!

今後もどうぞよろしくお願いいたします♪

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